東北ミサワホーム株式会社とミサワホーム株式会社は、このたび、東日本大震災復興支援「津波の教え石」プロジェクトが取り組んでいる「津波教え石」の建立に協賛。建立を記念し、平成26年3月2日(日)に除幕式が開催されました。
東北ミサワホーム株式会社とミサワホーム株式会社は、このたび、東日本大震災復興支援「津波の教え石」プロジェクトが取り組んでいる「津波教え石」の建立に協賛。建立を記念し、平成26年3月2日(日)に除幕式が開催されました。
当日はあいにくの空模様でしたが、東松島市長をはじめ宮城県議会副議長や関係者、地元小学校児童、地域住民の方々、報道関係の皆様など、多くの方々にお集まりいただきました。 | ||
牛網町内会会長で東松島市牛網町内会津波の教え石建立役員会会長の佐藤充信様よりあいさつ | 東北ミサワホーム株式会社 代表取締役社長 佐藤春夫よりあいさつ | |
牛網町内会会長の佐藤充信様へ 目録の贈呈が行われました。 | 除幕は、牛網町内会長をはじめ、東松島市長、宮城県議会副議長他、10名の代表者が行いました。 |
≪碑文≫
ここにも津波は来る。
私達は、この日を教訓として後世に伝え続けたい。
誰しも予想しない大津波が襲い、愛する父、母、子、兄弟、友人、知人と多くの人を失いました。
多くの家が、そして、我が家も流されました。
ここは「大丈夫」はありません。
常に心がけて再び悔いの残らぬようにまずは逃げる・・・高台へ。高台へ。
伝えてほしい未来に生きる人達へ。
「津波の教え石」というネーミングには、津波被害の事実を「記憶」として残すのではなく、津波被害による教訓を「教え」として後世に伝えていきたいという地域住民の願いが込められています。
石碑には震災が起きた時間や町内会が住民から募集した碑文、静岡市の彫刻家が制作した母子像のほか、QRコードも貼り付けられ、携帯電話などで読み取ると、住民や人気お笑いコンビ「サンドウィッチマン」のビデオメッセージを見ることができるようになっています。
ミサワホームグループは、東日本大震災以降、被災地の復興支援活動を推進しています。 今回協賛した「津波の教え石」プロジェクトもその一環であり、復興支援ボランティア活動をしている仙台YMCA※1や仙台と東京のワイズメンズクラブ国際協会※2、東松島市牛網町内会などが中心となり取り組んでいます。「津波の教え石」というネーミングには、津波被害の事実を「記憶」として残すのではなく、津波被害による教訓を「教え」として後世に伝えていきたいという地域住民の想いが込められています。制作にあたっては、津波から命を守るために忘れてはならないことや大きな地震が発生した場合に一刻も早く高台へ逃げることなど、地域住民から数多くのメッセージが寄せられました。
また、静岡市の彫刻家大塚亮治氏が制作した命の大切さや親子の絆などを伝える母子像「伝え行くもの」が、「津波の教え石」のコンセプトと合致したことにより、石碑の上に乗せられています。ミサワホームと東北ミサワホームは、このようなリアリティのある教えや心温まる母子像で形づくられた「津波の教え石」の趣旨に共感し、協賛しました。 3月2日には建立を記念し、東松島市牛網において除幕式を開催、東松島市長はじめ関係者や地元小学校児童など、多くの方々が参加しました。
なお、ミサワホームでは、日本を代表するアートディレクター浅葉克己氏が制作したミサワホームの企業思想を伝える2011年版イメージポスター「バウハウス/パウル・クレー」の販売収益の一部を、2011年にも今回同様、石碑の建立協賛金として提供するなど、継続して復興を支援しています。 ミサワホームグループは今後も、東北エリアをはじめ、地域社会に貢献するための様々なCSR活動に積極的に取り組んでいきます。
※1 YMCAとは、1844年英国に生まれ、現在は世界125カ国・地域に約4,500万人の会員を有する世界最大のNGO団体。国際理解・協力の推進、災害支援ボランティア活動などの事業を世界規模で展開。
※2 ワイズメンズクラブ国際協会とは、YMCAの活動を支援することを第一の目的として、地域・国際社会に奉仕する国際的なボランティア団体。
東北ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 佐藤春夫)は、平成24年1月2日から開始した東日本大震災孤児・遺児支援活動「MISAWAFriendship」について、あしなが育英会へ第2回寄付金贈呈式を執り行いました。
当活動第2期は、平成24年4月1日から平成25年3月31日までで、期間終了後の4月以降も第3期として《MISAWAFriendship》を継続いたします。東北ミサワホームでは、当活動をはじめとして今後も様々な被災地復興の活動に取り組んで参ります。
あしなが育英会では、経済的な支援だけではなく子どもたちのケアに取り組むため"心を癒す家"「レインボーハウス」を建設しました。阪神・淡路大震災後、被災地に「神戸レインボーハウス」を建設し18年来子どもたちを支える活動をしています。東日本大震災では、岩手、福島、宮城の3県を中心に沿岸部の津波被害、内陸部の地震被害と、広範囲にさまざまな被害がおよびました。震災の孤児・遺児のための"心のケア施設"の中核となる東北レインボーハウスは仙台市に建設予定です。遺児たちに短期・長期の心理的サポートを提供すること、遺児たちに寄り添いケアする"ファシリテーター"を養成することを主要目的としています。